2017年 01月 10日 ( 1 )

2015年の暮れから2016年の初頭辺りに、
2本の比較的大きなスマホアプリの開発に携わりました。

会社名としても、業界を知っている人なら、絶対1度は耳にしたことがある会社。
でも残念なことに、殆ど公開出来る情報がないわけです。

それぞれに込み入った事情がありますしね。

厳密に「公表してはいけない契約」を結んだわけではないですが、
後で何かあってご迷惑をお掛けするのも嫌なので、ここは残念だけど言わずに置きます。



ひとつは、独立系の開発スタジオの新規タイトルです。
(一部では)有名なファンタジー大作、と言ってもいいのかな。
一応前作というものがあり、そのタイトルの2作目の開発起ち上げに携わりました。

1作目の方は英語圏、アジア圏にも配信もされており、ユーザー数もそれなりに。

私はまず世界観の基礎固めと、初期段階で登場するキャラクターを発注する業務を担当しました。
そのキャラクター数は、なんと3桁前半。

種族や武器、地域などでバリエーションを付けながら、
イラストレーターさんに渡す資料となる発注書を作るわけです。

やるべきことは明確なので、後は時間との勝負になります。
黙々と基礎作りをしていると、ある日プロデューサー格の方が来て私に言うわけです。

「有名なシナリオライター知らない?紹介して」と。

その質問が、どういう意味で言っているのか分かりきっているので
私としては「さあ…都合が付く方がいれば紹介しますが…」とはぐらかすわけです。

そして私は有期契約だったので、
ファンタジーの世界観の基礎とキャラクター作りを終え、業務終了ということに。

あれから1年少々。無事にそのタイトルはリリースされたようです。
最後の詰めは、当然(私の知らない)別のシナリオライターさんが担当されたようです。

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もうひとつは、某IT系大手2社が出資し合って設立した会社からのリリースとなったタイトルです。
この2社とも、CMをバンバン打っているとても大きい会社です。

こちらも新規となる大規模ファンタジーアプリの開発でした。
基礎となる、主役クラスのキャラクターのセリフを作りましたね。

1キャラクター辺り百数個のセリフを、数キャラ分です。
例えば、キャラがアクションする、攻撃時、被弾時、挨拶などのセリフのことですね。

開発スケジュール的に、収録が差し迫っていた為、ヘルプとして携わった形になります。

こちらも1年ほどの間を置いて、ようやくリリースとなったようです。
当然のごとく、ティザームービーには、自分が書いた台詞がちゃんと読まれているという。

「問題なく使われている、よかったあ」と思う瞬間です。



本来ならもっと言えたらいいんですけど、これが限界か。
まあ、これが世の中の仕組みなんですよね。

例えば画家の個展があるとして、多くの人が集まり、画家の絵を鑑賞します。
でも、その絵が収まっている「額縁の制作者」には誰も気に留めないものです。

でも額縁がないと絵が飾れない。
そんな、絶対必要だけど目に付かない部分。

世界観の基礎設計やらキャラクター設計は、そういう仕事だと思います。

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by limpidelumiere | 2017-01-10 22:43 | works | Trackback | Comments(0)

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