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perceive abyss

眠ろうとして布団に横になり、目を閉じる。
なかなかの眠気が襲っており、一度閉じた目を開ける力は残っていない。
でも、その時何故か「窓を閉めたか?」と気になった。

横着して、私は「確認する為に起き上がった」という想像をする。
敢えて想像するのではなく、何故か無意識のうちに、そんな想像をしてしまう。

想像により生み出した私自身は、立ち上がり窓が閉まっているかどうか確認する。
……窓は閉まっていた。

そのまま自分は部屋をぐるりと見渡し、異常がないか確認した後、
今度こそ眠ろうと布団の横へ。

だが、そこには自分が寝ている。

それは当たり前だ。
何故なら、今見下ろしているのは人物は想像が作り出した自分であって、
その格たる人物は既に横になっている。

布団には私が寝ているので、私が寝る場所はないようだ。
そのまま呆然と立ち尽くしていると、
ふいに「パキッ」と物音がした。

何の音だろう?
寝る場所がなくて困っていた自分は、どこから物音がしたのか部屋を探る。

その正体は些細な家鳴りや、偶然が起こした気にも留めないような物音であり、
布団の中にいる自分はそろそろ眠りに落ちそうだ。

だが好奇心の旺盛なもう1人の自分は、
机の方から音がしたのか、それとも台所か? と目視確認をする。



……ということを頭だけでイメージし続けていると、
途端にグルグルと目が回っているような気持ちになる。いや目が回っている。

まるで車酔いみたいな状態で、吐き気さえも襲ってくる。
一定以上の時間を、もう1人の自分を操作するのは難しく、限界が来るのだ。

そういうグルグル感は、普通は三半規管で感知するものだが、
これは実際に身体は一切動かしておらず、想像の世界でのみ起きていることだ。

2つあった認識が1つに戻ろうとして、
格であった本体がブレているような…そんな変な感覚。

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――ここまでのことはないとしても、
寝る直前にトイレに行こうか迷って、そのまま寝てしまった。
という経験は多くの人にあるだろう。
そして夢の中でトイレを済ませた、という経験もあるんじゃ?

で、夜中にトイレに行きたくなって目が覚めたとき、
『あれ、自分は寝る前にトイレに行ったよな? 行ってないか? 行ったはず…』
と思ったりすることがあるだろう。(あるよね?)

そういうどうでもいい一瞬頭の中で処理する思考。
普通は即座に忘れるものだけど、
人はその刹那の間に思いのほか馬鹿なことを考えているものだ。

今回は「眠いときにもう1人の自分が~」というパターンを書いたが、
他にもこういう話は数え切れないほどある。

ゲシュタルト崩壊に近い認知の乖離だが、
それに想像をプラスし、更に自身がそれを理解をしている。
これはなんというのだろう?

こんなことは話しのネタにはならないし、
恐ろしくどうでもいいことだから、誰にも言わない。というかすぐに忘れてしまう。
敢えて言う人も見たことがない。




シナリオを書いているときも、たまに似た感覚に陥る。

とある教室の、黒板の隅に残るチョークのカスを指で触ってみたら、指先が汚れてしまった。
こびりついたチョークのカスは息を吹きかけるくらいでは吹き飛ばず、思わず制服のズボンに指を擦りつけたら、白い跡が残るくらいに汚れてしまって、慌てて叩いている。

…くらい細かく想像した辺りで、なんとも言えない錯覚が襲うことがある。
自分がどこにいるのか、そっちにいるのか、ここにいるのか。
指にチョークのカスが付いたか? いや付いていないよな。と。

トリップ状態と表現したら分かりやすいのか。





まあ、そんなどうでもよすぎることを、敢えて書いてみた。

あ、シナリオのお仕事は、まだまだ募集中です。


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by limpidelumiere | 2011-12-14 09:09 | diary | Trackback | Comments(0)

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